《カタールW杯１０日目》2022-11-29 Tue

【今日の試合】
◆A組　オランダ vs カタール　２：０
◆A組　エクアドル vs セネガル　１：２
◆B組　ウェールズ vs イングランド　０：３
◆B組　イラン vs アメリカ　０：１



A組もB組も予選突破の国は、ほぼ予想通り。
アジアNO.１のイランが、また脱落。いまだ決勝トーナメントに
進んだことがないのが、ちょっと信じがたい。でも確かにレベルは低かった。
アメリカとの終盤の攻防は見応えがあったが、Jリーグの残留争いを
観ているようではあった。

な〜んて書いてるけど、やっぱり録画じゃダメだね。
ハイライトもダメ。サッカーは生で観ないと何も実感が残らないや。
どの試合も途中で寝てしまうし、２試合同時だから集中できない。

なので、今夜はオーストラリア vs デンマークか、
サウジアラビア vs メキシコに集中しよう。
せめて後半だけでも生で観よう！って、無理かねえ。
あれ？ 地上波の放送なし、ABEMAだけかよ！ 何てこった！

《カタールW杯９日目》2022-11-28 Mon

【今日の試合】
◆G組　カメルーン vs セルビア　３：３
◆H組　韓国 vs ガーナ　２：３
◆G組　ブラジル vs スイス　１：０
◆H組　ポルトガル vs ウルグアイ　２：０

最初の２試合は点を取り合う超面白試合。
G組のカメルーンは柳のような、しなやかか強さでセルビアに追いついた。
柔よく剛を制すってやつ。風間さんの「形のないのが形」という表現がいい得て妙。
スピード・パワー・組織が席巻する中、こんなジャズのアドリブのようなサッカー
（大好き）が、もっと広まらないかねえ、とは思った。

H組の韓国も２点のビハインドからよく追いついた。
後半12分にイ・ガンインが入ってから攻撃に火がついた。
気迫を前面に押し出し、ハイボールを多用してパワフルな空中戦を展開するのが
韓国本来の持ち味。久しぶりに見たわ。が、すぐガーナに追加点を許し天国から地獄へ。
ジェットコースターのような試合だった。



G組のブラジルとH組ポルトガルが順当に１位突破を決めた。
ハイライトしか観てないが、こちらの２試合は対照的に渋いサッカーだったようだ。
玄人好みではある。

ブラジルは、
スイスの鉄壁の守備を左サイドから３本のワンタッチパスで崩した。
後ろからのパスをノートラップ、しかもアウトサイドでゴール右隅に決めた
カゼミーロのシュートは素晴らしかった。これもベストゴールの１つに推奨。
ただ、ネイマール不在で決勝トーナメントを勝ち進めるかは、ちょいと不安。

余談になるが、観客席にいたブラジルのレジェンドたち、
ロベカルはわかったが、ロナウドはもはや別人28号。
大五郎ヘアーも思い出し、さらに笑った。

ポルトガルは、
左からのセンタリングをロナウドが「神の毛」でゴール！（笑）
触ってないかな？ 後半ロスタイムにPKを得てウルグアイを突き放した。

この後のGL３戦目、そして決勝トーナメントは、全て夜中の試合。
ツライわぁ～。寄りは命大事。日本 vs スペインは何とか頑張るが、
残りの試合は録画とABEMAで観ることにする。

《カタールW杯８日目》2022-11-27 Sun

日本 vs コスタリカ、０：１。

一挙にトーンダウン。
ショックが長引きそう。難しいなあサッカーは。もう何も書く気がしない。
冨安健洋と酒井宏樹の不在が、これほど大きいとは・・

【先発】


上田綺世は極度に緊張していた気がする。
交代で入った伊藤洋輝もね。ボールを下げてばかり。
せっかく入った三笘との息も合っていない。山根視来も何だか不安定。

経験のなさ、メンタルの弱さ、決定力のなさ・・
使い古された言葉しか出てこない。まだ終わったわけではないけどね。
スペインがドイツに勝ってくれることを祈る。

え、ドロー !? 最悪（泣）E組は大混戦になってしまった。
昨夜の７時に時計を巻き戻したい・・
いや、もう切り替えよう。これでスッキリした。
ドイツ戦前の気持ちに戻って応援したい。
他力本願はやめて、自力で引き分け以上を！
可能性は限りなく低いけどね。
ああ、三笘を後半初めから使っていれば・・やめなさいって。

F組のベルギーがモロッコに負けてしまった。
バスケットのように攻守が目まぐるしく変わり、激しく体をぶつけ合い、
それでいてミスが少ない、ものすごく高度な試合。これぞ現代サッカー。
今大会のベストゲームに推奨！ 日本は、まだまだだ。

モロッコ強ぇぇー！
クロアチアとも引き分けたし、モロッコこそ台風の目。
決勝トーナメント以降も勝ち進むんじゃないか？

３戦目の直接対決、クロアチア vs ベルギー。
負けた方が予選リーグ敗退（多分）という非常事態。
ブリュッセルで暴動が起きたらしい。
メキシコとアルゼンチンのサポーターも試合後に大乱闘。
渋谷は静かだったなあ。日本のサッカー熱は、まだ可愛いもんだ。

【今日の試合】
◆E組　日本 vs コスタリカ　０：１
◆F組　モロッコ vs ベルギー　２：０
◆F組　クロアチア vs カナダ　４：１
◆E組　スペイン vs ドイツ　１：１



「本田の解説」が面白かったらしい。が、
ABEMAで見直すのはW杯が終わってからかなあ。
日本が決勝トーナメントに進めば、すぐに観る（笑）。

【追記】
ブリュッセルの暴動はモロッコの若者が
興奮して起こしたそうだ。困ったもんだわ。

《カタールW杯７日目》2022-11-26 Sat

カタールW杯７日目。
あっという間に１週間、フゥー。

レバンドスキー、エムバペ、メッシ・・
サッカー界のスーパースターが試合を決めた日。
彼らの価値を再認識させられた。

【今日の試合】
◆D組　チュニジア vs オーストラリア　０：１
◆C組　ポーランド vs サウジアラビア　２：０
◆D組　フランス vs デンマーク　２：１
◆C組　アルゼンチン vs メキシコ　２：０



C組のサウジアラビアはポーランドの堅守に苦しむ。
空中戦を避け得意の速いパス回しで崩そうとするが、足元も強く
統制も取れている。さらに195cmのGKシュチェスニーもいる。
前半39分に先制された後、ロスタイムに怪しげなジャッジで
PKを得たが、巨人の神セーブに止められたのが痛かった。

試合を決めたのは何といってもレバンドスキー。
激しいあたりに負けないポストプレー、周りの選手を生かす絶妙なパス、
そして後半37分、サウジDFのミスを見逃さずゴールを決めた。

アルゼンチンはメキシコに勝利し、２位に浮上。
後半19分、メッシがペナルティエリアの外からゴール右隅を正確に狙う
ミドルシュートを決めた。これで膠着した試合の流れが一気にアルゼンチンへ。
初戦に負けて沈滞ムードだったチームも救った。これぞ、メッシの真骨頂！

３戦目はメッシとレバンドスキーが直接対決。
サウジアラビアとメキシコもチャンスは残っている。
どちらもすごい試合になりそうだ。楽しみ。

D組のオーストラリアは前半23分、Ｊ２岡山所属のデュークが
左からのセンタリングをヘッドで合わせて見事な先制点を決めた。
低いセンタリングだったが、DFの足に当たって浮き、軌道も変わって
チュニジアGKの読みがズレた。これにうまくタイミングを合わせた
デュークの勝ち。狙って生まれたチャンスではないが、小さな幸運を
つかめるかどうかが勝敗を分ける。その後オーストラリアは
チュニジアの猛反撃に耐え、GL突破へ望みを繋いだ。

フランスはエムバペの２ゴールでGL突破を決める。
２試合で３点、早くも得点王の候補に名乗りを挙げた。ただデンマークも
すごくいいチームで、負けたのはエムバペがいるかいないかの差、
だけだったと思う。２位がどの国になるかは全く読めない。

さあさあ、本当の大一番、日本 vs コスタリカ。
テレ朝が浮かれ過ぎていてウザい。嫌な予感がするが、
落ち着いて監督と選手を信じよう！
ケースケホンダが解説するABEMAで観ようかな。
テレビよりネット中継は30秒ほど遅れるけどね。



ホンダ監督の先発案は面白いけど、ちょっと浮かれ過ぎ。
多分ドイツ戦と同じ、4-2-3-1で行くだろう。
冨安と酒井は多分出ないから、左に伊藤、右に長友。
ボランチは田中ではなく守田英正が出て欲しい。

でも、選手のコンディションとメンタルを
一番把握しているのは森保監督。お任せします。
キックオフは５時間後。がんばれ、ニッポン！

《カタールW杯６日目》2022-11-25 Fri

カタールW杯６日目。GL第２戦が始まった。

【今日の試合】
◆B組　ウェールズ vs イラン　０：２
◆A組　カタール vs セネガル　１：３
◆A組　オランダ vs エクアドル　１：１
◆B組　イングランド vs アメリカ　０：０

A組カタールの予選リーグ敗退が決まった。
W杯の初ゴールを決めたのが、せめてもの救い。
何だか 98年フランス大会の日本みたい。

エクアドルは予想通りオランダを苦しめた。
セネガルを含め、どこが次に進むのか・・
最後にカタールと戦うオランダは確実だろう。
セネガル vs エクアドルは、激アツの試合になるなあ。
　
B組のイランは初戦の大敗を忘れたように立ち直り、
ウェールズ相手に終始優勢に試合を進めた。
後半７分、イランのシュートが立て続けに２本ポストに
当たった時はツキに見放されたなあと思った。

しかし後半41分、
カウンターから前線に抜け出したイランの選手が
飛び出してきたウェールズGKと交錯。
主審はGKにイエローだったが、VARで一発レッドに変わる。
１人多くなったイランは10分以上あったロスタイムに
怒涛の２連発。GL敗退の危機から一気に２位に浮上した。

今日のハイライトは、
何といってもB組のイングランド vs アメリカ。
攻守が目まぐるしく変わる屈指の名勝負だった。
強豪相手でも怯まず前に出て、コンパクトな守備で奪い
素早く攻撃につなげる、そのお手本のような試合を
アメリカが日本に示してくれた。ありがとう！

これでB組も最後までわからなくなった。
個人的にはイングランドとアメリカ、いやイランかなあ、
こちらもアメリカとイランの直接対決が激アツだ。



ここまで観てきて、今大会から交代できる選手が
３人から５人まで認められるようになって、
最後まで面白い試合が多くなった。
日本の後半の大胆な戦術変更も、そのおかげ。
カタール大会だけのルールかね？ 続けて欲しいなあ。

《カタールW杯５日目》2022-11-24 Thu

GL第１戦が全て終わり３２チームが出そろった。

G組は、ブラジルがやはりダントツ。
２：０でセルビアを破る。監督のピクシー悲し。
特に２点目がすごかった。ヴィニシウスがドリブルで左サイドを崩し
意表をつくアウトサイドでのセンタリング。それを東京五輪の得点王
リシャルソンがワントラップで反転し、ジャンプしながら横回転の
バイシクルシュート。今日の２ゴール目を決めた。これぞブラジル！
早くも今大会ベストゴールの１つに推奨したい。
ジェズスやロドリゴが控えだもんなあ。ゼータク過ぎるぜ。

G組のもう１試合、スイス vs カメルーンは１：０。
両チームともレベルは低く２位争いが熾烈になりそう。
ピクシー好きのオイラとしては、セルビアの奮起に期待。

H組のボルトガル vs ガーナは後半25分ぐらいまで拮抗していたが、
ロナウドがPKを獲得して先制。その後は点の取り合いになり、
一気にヒートアップした。結局３：２でポルトガルが勝ったが、
ガーナは強い！技術もパワーもスピードもあるしチームの連携もいい、
スコアレスドローに終わったウルグアイと韓国はヤバい。
ただ４チームともレベルにそれほど差はないので最後までもつれそう。
ひょっとすると、ガーナが１位通過？

【今日の試合】
◆G組　スイス vs カメルーン　１：０
◆H組　ウルグアイ vs 韓国　　０：０
◆H組　ポルトガル vs ガーナ　３；２
◆G組　ブラジル vs セルビア　２：０




さて現段階でベスト４は、ほぼ決まりか？
イングランド、フランス、スペイン、ブラジル・・
この中から優勝チームが出てくると予想する。なんちゃって。

前回２位のクロアチアと３位のベルギーは、まだ不調。
日本がベスト16に進めばどっちかと当たるが、付け入る隙はありそう。
って、気が早すぎるわ。浮かれるのは今日までにして
コスタリカ戦に集中、です。

《カタールW杯４日目》2022-11-23 Wed

E組：日本 vs ドイツ、２：１で歴史的勝利！



前半のドイツは慎重なスローペースだった。
なのに日本はドイツをリスペクトし過ぎたのかハイプレスに出なかった。
というより巧みなボール回しを許し奪うに奪えなかった。

前半31分、GK権田のミスでPKを許した時は負けを覚悟。
でも後半は森保監督の驚きの采配で別のチームに変身。
権田も神セーブ連発で日本を救った。
ドーハの悲劇もロストフの悲劇も歓喜に変えた。

【先発】


【得点】75分 堂安 律、83分 浅野拓磨

この勝利には日本代表の史上初が３つある。

① 日本代表が初めてドイツに勝つ
ドイツ戦の勝利はW杯だけでなく親善試合も含めて初めてだ。
2006W杯直前の親善試合で２：２（高原の２ゴール）が
最高の成績。っていうか、それ以外にやったことあったっけ？
記憶にないなあ。

② 日本代表初のW杯での逆転勝ち
逆転負けはたくさんあったが、先制されて勝ったのは初めて。
しかもW杯４度優勝の強豪ドイツに、だ。
W杯予選や親善試合でも、ほとんどなかったんじゃないか？
2016年 U-23アジア選手権の決勝で、韓国に２点先制されたが
３連続得点で逆転し優勝したことは覚えている。
あの逆転ゴールも浅野拓磨だったなあ。何かの縁か。

③ 日本代表初の試合中の戦術変更で勝つ
これが一番すごい史上初。今まで、これが出来なかった。
添付の写真にあるように、前半の４バックを
後半開始から冨安健洋を入れて５バックに。
これで守備が安定し中盤でボールが奪えるようになった。



さらに後半12分、浅野琢磨と三笘 薫を入れて、３-４-３。
後半26分に堂安 律、29分に南野拓実まで入れ、
何と３-６-１（多分）という超攻撃的布陣になった。




「こうなったら、こうする」という戦術が事前に準備されていたのだと思う。
監督も選手も迷いがなかった。それが、本当に、すごい！
サッカーは戦術でこんなに変わるんだと初めて実感できた。

こんな日本代表の試合が観られて、オイラはすでに満足。
例えベスト８、いや予選突破ができなくても、だ。
ウソだけど（笑）選手は冷静に先を見据えているのが頼もしい。

あ、日本人の監督が連続で続いているのも初めてかな。
森保監督は岡ちゃんによく相談していたらしい。外国人監督によって
ゼロから始まるのではなく、岡田→西野→森保という日本が積み重ねてきた
知識と経験が受け継がれているねえ。





さてさて、同じE組のスペインは18歳～20歳の若手が大活躍。
コスタリカに７：０で大勝した。しかもコスタリカはシュートゼロ、
CKさえゼロだった。野球で言えば完全試合。
恐ロシア。次のコスタリカ戦に勝って決めよう。
スペインもドイツに勝って３戦目を消化試合にしよう！

【今日の試合】
◆F組　モロッコ vs クロアチア　０：０
◆E組　日本 vs ドイツ　２：１
◆E組　スペイン vs コスタリカ　７：０
◆F組　ベルギー vs カナダ　１：０

《カタールW杯３日目》2022-11-22 Tue

♪チャン・チャチャ・チャンチャンというテーマ曲も、
オープニングCGの妖怪「一反木綿」も飽きてきた頃、
来たねえ。ジャイキリ１号、大波乱。

C組のサウジアラビアが、２：１でアルゼンチンに勝利。
アルゼンチンはオフサイドで３点を失い、メッシも犠牲に。
腕が出ているだけでもオフサイドなんだ。初めて知ったわ。
一瞬だろ、そんなの。OKでいいじゃねえか！何だか釈然としない。
新VARはサッカーを壊すよ。




アルゼンチンの得点もVAR判定のPK。
確かにサウジの選手が腕で体を押さえているが、普通にやってることで
大袈裟に倒れるのは南米のマリーシア。これがPKになっちゃたまらんなあ。
日本も気をつけないと。もう線審はいらねえよ。主審もね。
そのうち判定は全て AI 任せになり、ピッチ上の主審は笛が鳴った時だけ現れる
3D ホログラムになるよ（笑）。

サウジが放ったシュートは後半の３本のみ。
それで２ゴールとはね。長期合宿で練ってきた戦略かなあ。
まあ、おめでとさん。サポーターの声援がすごかった。
8万人以上入ったらしいが、ほとんどが緑色だった。
お隣りだからね。翌23日は祝日になったらしい（笑）。

D組のオーストラリアは前半早々に先制したが、
その後４点を失い、フランスに敗れる。エムベパ、初ゴール。
日本のドイツ戦はどうなるかねえ。

さて残りの２試合、C組のメキシコ vs ポーランドと
D組のチュニジア vs デンマークは、スコアレスドロー。
ちゃんと観てないし、観る気持ちの余裕もない。
ドイツ戦の日は東大OB・職員との定期戦だったけど雨で延期。
夜まで間が保たないし、落ち着かない。

【今日の試合】
◆C組　アルゼンチン vs サウジアラビア　１：２　
◆D組　デンマーク vs チュニジア　０：０
◆C組　メキシコ vs ポーランド　０：０
◆D組　フランス vs オーストラリア　４：１



【追記】
今、ABEMAで見直したメキシコ vs ポーランドにドラマが！
レバンドスキーのPKをオチョワが止めたよ！
やっぱり全試合、目を通さないとダメだな。反省。

《続報：幻の大会初ゴール》2022-11-21 Mon

開幕試合のカタール vs エクアドルで取り消された前半３分のゴール。
FKからのボールがGKと競った選手の頭に当たり大きく上に跳ね上がった。
その瞬間に裏から走り込んでいた、もう１人の選手がオフサイドだったのだ。
主審も線審も分からなかったと思う。
プレイのスロー映像を何度見返しても分からない。

【関連動画】
https://www.youtube.com/watch?v=SIqkWB0U0DU





このオフサイドの位置にいた選手がヘッドでパスをした、
つまりプレイに関わったのは４秒後で、そのパスをGKと競った選手が
オーバーヘッドでクロスを送りゴール前に飛び込んだ選手がヘッドで決めた。
この芸術的でスペクタクルなゴールが、ボールにセンサーを埋め込み、
スタジアムに備えられた何台ものマルチカメラで捉える最新技術で取り消されたのだ。




生中継でVARの映像が流されたのは10分以上経ってから。
しかも短すぎて、何が何だか・・え、誰がオフサイド？？？
いわんや会場で観てる人においてをや。
リアルなサッカーの醍醐味が失われていく時代・・
アナログな年寄りは、ため息をつくばかりだ。

《カタールW杯２日目》2022-11-21 Mon

B組のイングランドがイランに６：２で大勝。
イランは珍しく５バックで守備を固めたが、慣れないことはするもんじゃない。
人数が多いだけでポジショニングが悪く、早くも前半７分にGKが味方DFと激突して
退場という事態に。

イランの守備が何とか機能したのは前半30分ぐらいまで。
ミスをしないイングランドは落ち着いて左右に揺さぶり、DFの間のギャップに
正確なスルーパスを通し、前半だけで３得点。優勝候補の貫禄を示した。
ボール支配率は何と７割だったとか。

守備を固めるにしても、
いかに連携してボールを奪い、いかに攻撃に結びつけるかだ。
日本のドイツ戦の教訓としたい。前線から前田と伊東がしつこくボールを追って
コースを限定し、鎌田・遠藤・守田の段階で奪ってカウンター。
それができれば十分に勝てるチャンスはあるよ。

同じB組のアメリカ vs ウェールズは１：１のドロー。
前半35分にアメリカが見事な速攻で先制したが、
後半35分にウェールズがPKを獲得し、ベイルが決めた。
この組はイングランドが断トツで、他の３チームはどんぐりの背比べ。
イランにも十分突破のチャンスはある。

A組のもう１試合は、オランダがセネガルに２：０で勝利。
が、点数ほどの差はなく、レベルの高い好ゲームだった。
セネガルはマネの不在を感じさせないし、エクアドルも強い。
こちらは３強１弱で、どこが突破するかわからない。
初戦で負けた史上初の開催国カタールは厳しいねえ。

あと気になったことが２点ある。

どの試合も観客がたくさん入ってる。
宿泊費も食事も高いというのに、みんな金持ちだなあ。
かなりの密で、W杯後にコロナ感染が世界中に再拡大 !?
特にウェールズのゴール裏は真っ赤なサポーターで埋まり、しかも総立ちで応援。
埼スタのレッズサポーターかと思った。

イングランド vs イランの前半ロスタイムが14分で、後半が10分。
セネガル vs オランダの後半ロスタイムも８分。異常に長すぎないか！
負傷者が多いってこともあるけど新VARのように、ロスタイムも新技術を使って
正確に測ってる？ っていうか、いつも誰がロスタイムの時間を決めてるの？
主審じゃないよね。誰か調べて！ 知らないことが多いわ。

【今日の試合】
◆B組　イングランド vs イラン　６：２
◆A組　セネガル vs オランダ　　０：２
◆B組　アメリカ vs ウェールズ　１：１