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《濃厚接触って・・》2020-5-20 Wed [雑感]

今年の流行語大賞に選ばれそうな
「濃厚接触」という言葉・・(「密です!」も候補かな)
外国語の日本語訳なんだろうけど、別のニュアンスが強く、
「濃厚接触は避けてください」
と、女子アナが言うと笑ってしまう。俺だけ?
「俺は痴漢じゃねー」
と、テレビに向かって叫んでしまう。俺だけ?

え、今はあまり使われてない?
いや、使い続けて欲しいなあ(笑)。

英語でいうと close contact ? 医学用語なの?
的確な日本語は何だろう。
みなさん、考えてみてください。



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《火星が出てゐる》2020-5-12 Tue [雑感]

昨年から1年やっていた『寺島実郎ライブビューイング塾」の仕事。
その最終回がコロナ禍で中断していたが、ようやく今月、
映画館ではなくPCにネット配信という形でやる事になった。

それはともかく、寺島さんがMXの番組で
「ポストコロナへの視界」というテーマで語っているが、
その中で高村光太郎の「火星が出てゐる」という詩を紹介していた。
胸にズシンと響いた。

“要するにどうなんだ? 是か非か? 経済か命か?” などと、
二者択一で答えを性急に求める今の風潮に警鐘を投げかける詩だ。
番組では冒頭の部分しか紹介されなかったが、続きも味わい深い。
長いですが、一言、一言、噛み締めながら読んでみてください。


 火星が出てゐる。

 要するにどうすればいいか、といふ問は、
 折角たどつた思索の道を初にかへす。
 要するにどうでもいいのか。
 否、否、無限大に否。
 待つがいい、さうして第一の力を以て、
 そんな問に急ぐお前の弱さを滅ぼすがいい。
 予約された結果を思ふのは卑しい。
 正しい原因に生きる事、
 それのみが浄い。
 お前の心を更にゆすぶり返す為には、
 もう一度頭を高くあげて、
 この寝静まった暗い駒込台の真上に光る
 あの大きな、まつかな星を見るがいい。

 火星が出てゐる。

 木枯が皀角子(さいかち)の実をからから鳴らす。
 犬がさかって狂奔する。
 落葉をふんで
 藪をでれば
 崖。

 火星が出てゐる。

 おれは知らない、
 人間が何をせねばならないかを。
 おれは知らない、
 人間が何を得ようとすべきかを。
 おれは思ふ、
 人間が天然の一片であり得る事を。
 おれは感ずる、
 人間が無に等しい故に大である事を。
 ああ、おれは身ぶるひする、
 無に等しい事のたのもしさよ。
 無をさえ滅した
 必然の瀰漫(びまん)よ。

 火星が出てゐる。

 天がうしろに廻転する。
 無数の遠い世界が登って来る。
 おれはもう昔の詩人のやうに、
 天使のまたたきをその中に見ない。
 おれはただ聞く、
 深いエエテルの波のやうなものを。
 さうしてただ、
 世界が止め度なく美しい。
 見知らぬものだらけな不気味な美が
 ひしひしとおれに迫る。

 火星が出てゐる。



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《コロナな日々》2020-5-03 Tue [雑感]

IMG_3496.jpg

今日のランチは、ちょっとしたカフェ風。
こんなことで気分が華やぐ今日この頃。家人に感謝です。
で、珍しく食う前に写真を撮ってアップ。で、
2ヶ月ぶりに仕事モード。編集のやり方を忘れてなくて、良かった。

一昨日、編集用のハードディスクを受け取りに久しぶりに地下鉄に乗って
青山一丁目へ。電車は空いていたが、何だか落ち着かず、家に帰ってきたら、
どっと疲れた。この何か身構えてしまう気分は、例え自粛が緩和されても
当分続くだろう。コロナウィルスと共存し、慣れていかなければならない
ということだ。

でも、このコロナ禍で、「快適」「便利」「安価」というものが、
どれだけの人の営みによって支えられているのか、思い知らされた。
「個人の自由」というのも、多くの人の支えがあって、初めて成立する
ということも。

大震災の時に思った「足るを知る」・・忘れかけていたこの言葉を、
もう一度かみしめる。「不要不急の喫煙」、この自粛も続けていく。
2日で1箱のペースだけど、何か?



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