《アジア大会女子決勝：なでしこ vs 中国》2018-8-31 Fri

１：０、試合終了間際の１点で優勝を勝ち取った！！

なでしこは本当に不思議なチーム。やられっぱなしでも、なぜか最後には勝つ。
３世代のW杯で優勝して得た経験とメンタリティーが為せる技、かもしれない。
まだまだ先の話だけど、いつか男子にも欲しいものだ。

中国が前半開始からハイプレッシャーをかけてきて、防戦一方のなでしこ。
全然チャンスを作れない。シャワーのような雨が降る試合。ボールが水を吸い
重くなっているからか、パスが弱くてDFに引っかかり、なかなかゴール前まで
運べない。イライラ。

今日の先発FWは菅澤・田中ではなく岩渕のワントップ。
で、ツーシャドウも小柄な長谷川と籾木。でかい中国のDF陣に弾き飛ばされ、
前半のシュートは、30分に岩渕が打った１本だけだった気がする。なんで、
こんな先発にしたのかわからない。ひょっとして、高倉監督はサドなのか!?
あえて不利な状況を課し、若手を鍛えているのかも。

後半10分、籾木に替えてを菅澤を投入。
DFからのロングボールが菅澤に収まるようになった。中国が疲れてきて中盤の
プレッシャーも緩くなり、次第に日本がペースをつかみ始める。が、シュート
までは行かずイライラ。逆に中国がカウンターで何度も決定的なチャンスを作る。
しかし脅威的なシュートの下手さと、GK山下のファインセーブに助けられた。
山下はこの大会で一番伸びたかもしれない。守備範囲が広くなり安定感も増した。

もう延長かなと思った後半45分、中盤でボールをキープした岩渕が、右サイドを
駆け上がっていく中島に絶妙なスルーパス。中島はトラップせず、ダイレクトで
ゴール前に速いクロスを入れる。そこに飛び込んだ菅澤がダイビングヘッド。
これが見事に決まった！！菅澤が最後の最後に試合を決める大きな仕事をした。
辛抱強く使い続けた高倉監督に脱帽。けなし続けたオイラは謝るしかない。
これを機に一皮向けて、真のエースになってくれるといいな。



試合を通して、ほとんど唯一のチャンスだった。
これを決めるのが、なでしこの強さ。でも本当の強さは体を張った粘り強い守備。
これが若手にも伝わってきたのは嬉しい。が、まだイージーなパスミスが多すぎ。
１対１の当たりに弱すぎ。欧米チームに勝つには課題がいっぱい。U20の選手も
加わって、もう一段上を目指して欲しい。とりあえず、おめでとう！




【先発】
GK：山下杏也加、DF：阪口萌乃・鮫島 彩 (Cap.)・三宅史織・清水梨紗
MF：中里 優・有吉佐織・籾木結花・中島依美、FW：長谷川唯・岩渕真奈

【得点】
89分 菅澤優衣香

【交代】
55分：籾木 → 菅澤優衣香

《アジア大会男子準決勝 ：日本 vs UAE》2018-8-29 Wed

１：０で勝っちゃった。決勝進出！

グループリーグのチーム状態からすれば、想定外の結果だ。
いい山に入ったことが大きいけれど、１点差の勝負を辛抱強く
勝ち抜いてきた選手たちの頑張りは、やはり賞賛すべき。パチパチ。
ようやく何人かの選手の顔と個性が認識できるようになった。

UAEは決勝トーナメントの２試合を延長PK戦で勝ち進んできたチーム。
その疲れもあってか、試合開始から体力を温存するようなスローペース。
日本はそれに合わせてしまい、6バック？の粘り強い守備にも苦しんだ。
しかし、今日も前田大然と岩崎悠人が前線で走り回り度々チャンスを作った。
シュートは外しまくったけどね。

左WBの遠藤渓太は長友のようにサイドを駆け上がり、いいクロスを供給していた。
前田・岩崎・遠藤、この３人のトライアングルで攻撃する形が、決勝トーナメント
に入ってようやく出来てきた。チームの成長が感じられて嬉しい。

一方、遠藤とは対照的に右WBの初瀬 亮は酷かった。運動量が少ないし、縦に
仕掛ける姿勢も見せず、戦う気持ちが全く感じられなかった。次は、ないだろう。

なかなか得点が生まれないイライラ状態を打開したのは、
後半25分に交代で入ったスーパーサブの大学生、上田綺世だった。

後半32分、遠藤からのクロスをUAEのDFがクリアー。繋ごうとしたボールを体を
投げ出すスライディングで奪ったのがボランチの遠藤皓太。ボールウォッチャーに
なった４人のDFの裏をかき、左斜め前にいた上田に素早くパス。完全にフリーに
なった上田はGKの位置を見極め、落ち着いてゴール右隅に決めた。一瞬ふかしたか
と思ったが、バーの下をたたいて入った。ウォーッ！と思わず声が出た。決勝点と
なったこのゴールはチームを救ったし、上田にとっても大きな自信になっただろう。

【ハイライト：日本 vs UAE】
https://www.youtube.com/watch?v=bEVCPzpkZ6k

【先発】
GK：小島亨介 (Cap.)、DF：杉岡大暉・原 輝綺・立田悠悟
MF：初瀬 亮・遠藤渓太・渡辺皓太・神谷優太・岩崎悠人、
FW：旗手怜央・前田大然

【得点】
77分 上田綺世

【交代】
70分 旗手 → 上田綺世、82分 神谷 → 松本泰志


決勝の相手は、日本が負けたベトナムに、３：１で勝った韓国。
ソン・フンミン、ファン・ウィジョ、イ・スンウ・・ほとんどA代表と言っていい
強力な攻撃陣。はっきり言って勝ち目は薄いが、守備にほころびがありそうだし、
楽勝ムードで来れば、つけいるスキはある。とにかくこの日韓戦は、若い代表に
とって絶対いい経験になる。チャレンジャーとして怯むことなく自信を持って戦え！

【ハイライト：韓国 vs ベトナム】
https://www.youtube.com/watch?v=Tq_GjzafYnU

《アジア大会女子準決勝：なでしこ vs 韓国》2018-8-28 Tue

２：１で決勝進出、ではあるが・・

前半5分、有吉からのロングパスに抜け出した菅澤が、右足のアウトサイドでゴール
右隅に流し込んだ。見事だったが、その2分後やらかした。岩渕の絶妙なスルーパス
を受けた菅澤はGKと１対１になったが、シュートをふかしてしまった。これだから
イマイチ。２点とってれば楽な試合になったのだが・・

その後なでしこは、韓国にやられまくる。
なでしこを上回る巧みなボール回しで中盤を支配され、防戦一方になってしまった。
14分、ロングシュートがバーを直撃。20分にはゴール至近距離から強烈なシュート
を打たれるが、右SBの清水梨沙が戻りながらゴールラインぎりぎりでスーパーヘッド。
何とかクリアーする。神さま、仏さま、清水さま。もうオイラは彼女のとりこです。

後半になっても韓国優勢は変わらない。失点は時間の問題だった。
28分、左サイドに深く切り込んだムン・ミラがクロスを上げるとファーに走り込ん
だイ・ミナがフリーでヘッド。同点ゴールを決められてしまった。しかし韓国に疲れ
が見え始めた32分、高倉監督はキープ力がある籾木を投入。すると彼女にボールが
収まるようになり、徐々になでしこらしいパス回しが戻ってきた。そして試合終盤の
41分、清水のクロスを菅澤が折り返すと韓国DFがヘッドでクリアしようとして、
まさかのオウンゴール。ラッキーな形で逆転。そのまま逃げ切って辛くも決勝進出を
決めた。

今日のなでしこは、韓国の強くで速い寄せにモタモタ、アタフタ。簡単なパスミスを
連発し内容では完全に負けていた。SBの有吉をボランチに起用したがうまくいかず、
エースの岩渕は精彩を欠き、ドリブルにキレがなかった。疲れているようにみえる。
何とか決勝は輝いて欲しい！ 相手は中国。韓国よりは弱い。優勝するぞ！

【試合ハイライト】
https://www.youtube.com/watch?v=xtN8d5gJIlQ

【先発】
GK：山下杏也加、DF：國武愛美・鮫島 彩 (Cap.)・三宅史織・清水梨紗
MF：中里 優・有吉佐織・長谷川唯・中島依美、FW：菅澤優衣香・岩渕真奈菅

【得点】
5分 菅澤優衣香、86分 韓国のオウンゴール

【交代】
55分：國武 → 阪口萌乃 / 中里 → 隅田 凜、77分 中島 → 籾木結衣花

《アジア大会男子準々決勝 ：日本 vs サウジアラビア》2018-8-27 Mon

２：１で勝ち、４強！

先発はマレーシア戦とほぼ一緒。DFを１人替えただけ。５試合目にして、ようやく
チームが固まってきた。連携もスムーズになり守備が安定してきた。失点は不運な
オウンゴールだし。攻撃も前線の岩崎と前田が息の合ったプレイで２得点した。
ピッチの状態がグループリーグの時より良好なのも日本に幸いしている。

全体としては相変わらずボールを奪った後のミスパスは多いが、後半途中の交代で
入った三好が復調してきたようだ。中盤に攻撃のタメができ、攻めのリズムが良く
なった。チームにとっては吉兆だ。ただ、DFの要、板倉がイエロー２枚で次戦は
出られないのが痛い。

サウジは中国から４点取って（３失点してるが）勝ったから、もっと強いと思って
いたが、ガツガツこないし（日本をリスペクトし過ぎ？）、U21だから、それほど
パスサッカーの迫力もない。試合終盤は日本が疲れて攻められっぱなしになったが、
シュートをたくさん外してくれて助かった。その時間は突然の雷雨でNHKのBS-1が
受信できなくなったが、TBSのネット配信で観られて、おいらも助かった。

【試合ハイライト】
https://www.youtube.com/watch?v=G4FkmrGFKus

【先発】
GK：小島亨介、DF：板倉 滉 (Cap.)・杉岡大暉・大南拓磨・立田悠悟
MF：長沼洋一・岩崎悠人・松本泰志・渡辺皓太・前田大然、FW：旗手怜央

【得点】
89分 上田綺世（PK）

【交代】
57分 長沼 → 遠藤渓太、60分 旗手 → 三好康児、83分 前田 → 上田綺世

粘り強いと褒めたらいいのか、相手が弱いのか・・
アジア大会は、よくわかりませーん。準決勝の相手は、UAE。強いのか弱いのか、
わかりませーん。まあとにかく、あと２試合できるのは選手たちにとってよかった
と思う。





もう一方の山の韓国vsウズベキスタン、事実上の決勝戦。
３：３で延長となり、韓国がPKを得て勝ったようだ。ハイライトを見ると、
スタンドに韓国サポーターがたくさんいた。かなり本気で優勝を狙っているなあ。

【 ハイライト：韓国vsウズベキスタン】
https://www.youtube.com/watch?v=kx4zFvY3NH0

《火の鳥、なでしこの未来を告げる!?》2018-8-26 Sun

真っ白な「火の鳥」現る!? 何かの兆しか？



睡眠不足と酷暑でヘロヘロな今日この頃。頭の中はまだ、U20なでしこLOVE
で、決勝戦の録画を見直している。いいなあ！ で、来年の女子W杯フランス大会に
向け、高倉監督に試してほしい選手を考えてみた。



エースのドリブラーFW19 植木理子は、ポスト岩渕。FW11 宝田沙織は身長が高く
(168cm) 決定力もある。この２人は田中美南や菅澤優衣香を脅かす存在になる。




左サイドのMF20 遠藤 純 (最年少18歳) は、今までのなでしこに欠けていたピース。
上背があり (166cm)、かつ足が速い。当たりに負けない縦の突破力が魅力。
ゴールの嗅覚も優れている。もしかしたら永里優季のようなエースFWになる可能性
を秘めている。



ボランチのMF10 長野風花は、もちろんポスト澤。
準優勝したU17W杯2016の最優秀選手に選ばれ、ピンチの芽を摘むのがうまく、
攻撃のセンスも抜群。今回の決勝でも３点目となるゴールを決めた。



右サイドのMF9 宮澤ひなたは、待ちに待ったポスト宮間あや。
とにかくうまい。相手に詰め寄られても、抜群のテクニックでボールをキープ。
決定的なスルーパスや効果的なサイドチェンジのボールを出すことができる。
さらに決勝戦の先制点のような正確なミドルシュートも放つ。おいらのイチオシ。



DF4 南 萌華や、DF13 宮川麻都も、魅力的な選手。
この２人は長野と同様、優勝したU17W杯2014の時の先発メンバーでもあり、
若い時から国際経験が豊か。欧米のパワフルなFWを相手にしても負けない強さと
技術を持っている。




忘れちゃいけないのが、GK18 スタンボー華。
日本人の母とアメリカ人の乳を持つハーフ (175cm)で、高さに強く運動能力も優れ、
決勝のスペイン戦でもファインセーブを連発した。



来年の女子W杯フランス大会では優勝は無理だろう。まだアメリカには勝てそうも
ない。でも、その次なら。U17W杯2014優勝チームとU20W杯2018優勝チームが
融合し進化を遂げたら、すごいチームになる予感。なでしこジャパンの未来は明るい。
真っ白な「火の鳥」は、その兆し、かも！ それに比べて男子は・・

《アジア大会女子準々決勝：なでしこ vs 北朝鮮》2018-8-25 Sat

２：１で勝利。準決勝へ！

U20なでしこW杯優勝の余韻が消えない中、試合が始まった。
１点目は前半40分、CKのボールを田中美南が折り返し、岩渕が押し込んだ。
２点目は後半17分、長谷川が菅澤とのワンツーから技ありのゴール。

菅澤はポストプレイは良かったが、今日も決定的なチャンスを２回ほど決めら
れなかった。うかうかしてると、U20の宝田や植木にポジションを奪われるぞ。
もっと遠目からでもシュートをガンガン打て！

なでしこが２点取った後、北朝鮮が攻勢に出て、PKを取られるわ、もう少しで
２点目を奪われそうなシュートを打たれるわで、バタバタ。やはり守備に不安が
残る。おいらのお気に入り、右SBの清水梨沙は今日も光るプレイを見せた。
U17W杯優勝組で一番成長している。

準決勝の相手は韓国。絶対勝つぞ！

【試合ハイライト】
https://www.youtube.com/watch?v=nAv8xz0JyWc

【先発】
GK：山下杏也加、DF：有吉佐織・鮫島 彩 (Cap.)・三宅史織・清水梨紗
MF：坂口萌乃・隅田 凛・中島依美・長谷川唯、FW：岩渕真奈・田中美南

【得点】
40分 岩渕真奈、62分 長谷川唯

【交代】
69分：長谷川 → 籾木結衣花、84分 岩渕 → 増矢理花

《U20女子W杯決勝：日本 vs スペイン》2018-8-24 Fri

３：１で勝利！初優勝！

キックオフから両チームとも女子とは思えない速いパス回し。決勝戦にふさわしい
戦いだ。日本は落ち着いて試合に入っている。高い位置からボールを奪うことが
できていてチャンスを作っている。気をつけたいのがスペインのセットプレイ。
前半15分、右CKからフリーでヘディングシュートを許したが幸いゴール左に逸れる。

次第にスペインが攻勢を強める。23分、強烈なミドルシュートが日本ゴールの右上
隅に飛ぶが、GKスタンボーがファインセーブ。危なかった。その後、CKが続くが
何とか守っている。とにかくスペインは、効果的に長いサイドチェンジのボールを
使ってくるので日本の守備が後手に回るようになる。高い位置から速いプレッシャー
もかけてくるので、なかなかボールが繋がらない。耐える時間だな。こんなサッカー
が後半まで続くはずがない。

37分、押されていた日本がボールを奪ってうまく中盤で繋ぎ、宮澤がミドルシュート。
GKの伸ばした手を越えゴールに吸い込まれた。まさに起死回生の先制点！やったぜ！
41分にはゴール前で短いパスがつながり、抜け出した遠藤がシュート。しかし、
惜しくもGKに弾かれる。日本のペースになってきた。そして前半終了。いいね！

後半も日本がいいサッカーを展開している。
11分、宝田からのパスを植木がDFと背負いながらうまくキープ。走ってきた宝田に
リターンパス。抜け出した宝田がGKをよく見ながらゴール右隅に流し込む。２点目！
FW２人で取った点。最高！

20分、右サイドでボールをキープしていた宝田が、走り込んできた長野にパス。
これを長野がダイレクトシュート！ゴール左隅に決まった。３点目！！
もう完全に日本のペース。信じられないほど素晴らしいサッカーを、これまでで
一番のサッカーを、決勝戦で見せている。すげえ！

ああ、調子に乗ってたら、26分に失点。
右からのロングボールを逆サイドから走ってきた選手にダイレクトでゴール右に
決められてしまった。スペインの逆襲が始まった。28分には、ミドルシュートが
日本ゴールのバーをたたく。危ない、危ない。落ち着け。

残り時間10分のところでスペインは背の高い選手を投入。
速いタイミングでゴール前にロングボールを入れてくる。ファウルに気をつけろ！
でも、日本は落ち着いてカウンターを狙っている。左サイドで抜け出した植木
が惜しいシュート。42分に林、43分には遠藤、最後まで走り続け、波状攻撃を
仕掛ける日本にスタンドから拍手と歓声。テクニカルで創造性豊かなサッカー、
観て楽しいサッカー、おいらが望んでいた日本の理想のサッカーを、20歳以下の
なでしこが実現してくれた。

そして試合終了！この世代で初めてW優勝を決めた！
U17、U20、フル代表、３世代での世界一は、世界初だそうだ。誇らしい！
寝られねえな。一杯飲むか。

【試合ハイライト】
https://www.fifa.com/u20womensworldcup/news/japan-cruise-to-maiden-world-title

【先発】
GK：スタンボー華、DF：北村菜々美・南 萌華 (Cap)・高橋はな・宮川麻都
MF：林穂之香・長野風花・遠藤 純・宮澤ひなた、FW：宝田沙織・植木理子

【得点】
37分 宮澤ひなた、56分 宝田沙織、65分 長野風花

【交代】
90分 植木 → 村岡真実

《アジア大会男子R16 ：日本 vs マレーシア》2018-8-24 Fri

１：０で何とか準々決勝へと勝ち進んだが・・・

ベトナム戦から、また先発を６人入れ替えた。まだまだチームが固まっていない
ようだ。ゲームは支配しているのだが、凸凹なピッチに苦しみ日本らしいサッカー
ができない。ラストパスの精度が悪すぎ、得点が生まれないまま虚しく時間が過ぎ
ていく。

マレーシアは韓国に勝っただけあって統制のとれた粘り強い守備をする、すごく
いいチーム。後半から日本はハイプレスで攻撃を仕掛けるようになり、チャンスを
作れるようになったがゴールを奪えない。逆に疲れのせいか、後半の35分ぐらい
から攻め込まれ、ラシッドという上手な選手に何度もいいシュードを打たれ危ない
場面が続く。解説の秋田が、「彼はJリーグでもやれる」と絶賛していた。

後半38分、ラシッドのミドルシュートがポストを直撃。
これが決まっていたら負けていたな。こういう惜しいシュートは、日本には１本も
なかった。情けない。ベトナムといい、インドネシアといい、最近の東南アジアの
国々は強くなってきた。侮れない。

後半43分、交代で入ったFW上田がスルーパスに反応しペナルティーエリア内に
侵入。シュートを打とうとして倒され、PKを獲得。上田がこれを決め、ようやく
勝利を掴む。シュートを打っていたらGKに防がれていただろう。ラッキーだった。

ベスト８進出だが、この試合もイライラが募るばかり。もう１試合できることを
選手の経験のために喜ぶしかない残念だが、それぐらいしか今日の試合の成果はな
かった。次はサウジアラビア。これが最後になるかなあ。

【試合ハイライト】
https://www.youtube.com/watch?v=81Nj5lrh1R4&t=56s

【先発】
GK：小島亨介、DF：板倉 滉 (Cap.)・杉岡大暉・原 輝綺・立田悠悟
MF：長沼洋一・岩崎悠人・松本泰志・渡辺皓太・前田大然、FW：旗手怜央

【得点】
89分 上田綺世（PK）

【交代】
75分 旗手 → 上田綺世

《アジア大会女子：なでしこ vs ベトナム》2018-8-21 Tue

７：０、C組１位で決勝トーナメント進出！

タイ戦から先発を７人入れ替え、後半からは３バックを試す。それでも大勝
したのは良かった。菅澤は２点入れたけど、決定機を今日も何本か外したぞ。
田中美南の方が決定力はある。もっと頑張って欲しい。中島がキャプテン。
若手を引っ張る姿が頼もしかった。阪口夢穂が抜けた穴をしっかり埋めている。
今日の一番は、増矢理花。鋭いドリブルでの突破力が随所で光った。３A１G。
まあベトナムが相手なので割り引かないといけないけどね。



いずれにせよ、この若いメンバーの真価が問われるのは決勝トーナメントから。
韓国はインドネシアに12：0、北朝鮮と中国はモルディブに16：0という
アホみたいな大差で勝っている。準々決勝の相手はまだ決まってないが、
おそらく中国、準決勝は韓国、そして決勝は北朝鮮になる。優勝するには、
この東アジアの３カ国に勝っていかないといけない。頼むぞ！

【先発】
GK：山下杏也加、DF：清水梨紗・三宅史織・高木ひかり・國武愛美
MF：中島依美 (Cap.)・籾木結花・増矢理花・中里 優・隅田 凛
FW：菅澤優衣香

【得点】
5分：菅澤優衣香、17分 籾木結花、38分 中島依美
52分 田中美南、64分 増矢理花、77分 菅澤優衣香、88分 田中美南

【交代】
46分：清水 → 田中美南、59分 籾木 → 阪口萌乃、73分 高木 → 鮫島 彩


P.S. 予想に反して中国が北朝鮮に２：０で勝った。準々決勝の相手は北朝鮮。
　　まあ、どこが相手だろうが勝てばいい。

《U20女子W杯準決勝：日本 vs イングランド》2018-8-20 Mon

２：０、初めて決勝進出！

キックオフ直後に危ないシュートを打たれたが、その後は素晴らしいパスサッカーを
展開。イングランドを圧倒した。前半22分、遠藤のパスをゴール前で受けた植木が、
DFを背負いながら短く右へドリブル。GKの逆をついてゴール左隅にシュートを決めた。
27分には、右サイドの宮澤が中央にドリブルで切り込み、ペナルティーエリアの外から
強烈なロングシュート。これがバーに当たり、跳ね返ったボールを詰めていた遠藤が
ヘッドで無人のゴールに入れる。もう見事というしかない。思わず大声で叫んでいた。

後半はイングランドのロングボール攻勢に苦しみ、次第に前線とディフェンスラインの
間が間延びしてコンパクトなサッカーができなくなった。疲れもあってセカンドボール
を拾えなくなり、危ないシーンを数多く作られる。しかし集中力を失わず、イングランド
のヘタなシュートにも助けられ、２点のリードを守りきった。

【試合ハイライト】https://www.youtube.com/watch?v=JvPrZ-er-EA

【先発】
GK：スタンボー華、DF：高平美憂・南 萌華・高橋はな (Cap)・宮川麻都
MF：林穂之香・宮澤ひなた・長野風花・遠藤 純、FW：宝田沙織・植木理子

【得点】
22分 植木理子、27分 遠藤 純

【交代】
57分 高平 → 北村菜々美、83分 植木 → 村岡真美、90+1分 宮川 → 牛島理子

決勝の相手はフランスを１：０で破ったスペイン。
【試合ハイライト】https://www.youtube.com/watch?v=zuALkRqFSzI
予選リーグで負けているが、日本はもう違うチームになっているし失点はCKからだけ。
内容では勝っていた。セットプレイの高さだけ注意すれば、そんなに強い相手ではない。
絶対、優勝するぞ！