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《一生の友達》2016-4-26 Tue [雑感]

ひょんなことから昔務めた会社の先輩、平塚に住むKさんのご自宅で、小さな同窓会。
あっという間の5時間。年を重ねる楽しみを満喫。

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その後、Kさんからメールが来た。

「久々にのびのび思いっきりしゃべれて、
 友達というのはありがたいものですね。
 心の皺が伸びるといいますが、そのとうりでした。」

心のシワが伸びる・・まさに同感。
ただ一回り以上も年上のKさんに「友達」と言われると少々たじろぐ。
でも改めて考えると、我々の関係は、ずっと「友達」だったんだという気もしてきた。
30年以上も前に出会って、気が合って、一緒に仕事をして、何気ない一言一言が、
いつの間にか、今の自分の演出や編集のやり方の血となり肉となっている。
10年以上会わなかったけれど、ずっと気にはなっていて、会えば一瞬で時間が戻り、
5時間話しても話が尽きない。これを「友達」と言わずして、誰を「友達」というのか。

もともとテレビの番組作りというのは、上司も部下もなく、師匠も弟子もなく、
プロも素人もない。よく人を育てるとか言うが、育てることなんかできない。
勝手に育つもんだと思っている。「友達」と言える人と、巡り会えさえすればいい。
決して組織化できないし、経済効率からは最も遠い仕事なのだから。
Kさんに会って、初心に帰った気がした。この、有り難い巡り合わせに感謝。
これからも仕事を続けることができるなら、いい「友達」と、いい時間を作りながら
やっていきたい。

今回の熊本地震の報道で、一番心に届いたのは、
ヘリコプターに乗ったNHKのカメラマンのリポートだった。
淡々とした語り口で、目に見えたものだけを伝える。
こんな人がいる限り、テレビは、まだ大丈夫だ。



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