《U20女子Ｗ杯３決：日本 vs ナイジェリア》 2012-9-08 Sat

２：１で勝利。初めての世界３位は素晴らしい結果。
炎天下の中、屋根のない国立のバックスタンドで見るのはさすがにつらいと思い、テレビ観戦。でも行けばよかったなあ。今日は西川、柴田を先発からはずし、道上、横山が出場したが、相変わらずこの２人はボールを失うことが多く、日本はいい攻撃ができなかった。そんな沈滞ムードを破ったのが田中陽子。前半２４分に２０ｍぐらいのミドルシュートを決めて先制。無回転だった。ＧＫが手ではじくもゴールに吸い込まれていった。３５分に早くも横山が柴田と交代。俄然、日本の動きが良くなった。やっぱり柴田はいいねえ。後半5分、道上に代わって出場した西川が、柴田の絶妙なスルーパスをＧＫの動きをよく見て少し浮かし気味にシュート。２点目が決まる。その後ナイジェリアにＦＫを決められ１点差になったが、猛攻を何とか防ぎ勝利を手にした。ハラハラドキドキ、悲鳴を上げながら見ていた。疲れた。

続いて行われたドイツ vs アメリカの決勝戦。なんでフジテレビはＣＳでしか放送しないんだよと文句を言いながらFIFAやスポーツナビのサイトで実況中継の文字を追った。前半終わって何とアメリカが１：０でリード。ハーフタイム中に何気なくつぶやき欄を見ていたら、フジのＣＳはこの試合を無料放送しているとのこと。もっと早く教えてくれよ！後半から見て、両チームのスピードとパワーに驚いた。まさに死闘！もしかしたら日本の男子の高校サッカー選手権以上のレベルかも。結局アメリカが１点を守り切って優勝した。泣き崩れピッチに倒れこむドイツの選手たち。その横で、これまた泣きながら歓喜するアメリカの選手たち。その冷酷な明暗の対比に泣けた。この決勝に賭けた選手たちの気持ちをヒシヒシと感じた。決勝戦にふさわしい、いい試合だった。

コメント 2

ヤングなでしこたちの試合、どうしても生で観戦したくて国立参戦してしまいました。
女子の若い世代とはいえ、W杯をスタジアムで見ることができてラッキーでした。

この大会が始まった頃は、フジテレビだけが空騒ぎの傾向も否めませんでしたが、なかなかのタレント揃いでルックスもなでしこ（姉）より上？
スポーツ紙各紙も一面をヤングなでしこの記事にしたり、試合を重ねるごとに観客動員数が伸びてきたのは五輪の興奮の名残でしょうか。

日本は決勝戦の出場はかなわなかったけれど、初の3位決定戦。
どうせなら、アメリカとドイツという素晴らしい組み合わせになった決勝戦もじっくりみたいと思い、メインの指定席を気張りました。
5千円は痛かったけれど、バックスタンドで強い日差しに耐えることを思えば身体は楽でしたし、決勝戦もレベルの高い試合で大満足でした。
ドイツもアメリカも身体が大きく、攻守の切り替えも早くてキック力も強かった！

田中陽子の芸術的無回転シュートも見られたし、レッズレディース勢の活躍ぶりもあって楽しい観戦になりました。
特に、今大会中の成長著しい柴田華絵ちゃんとキャプテン・藤田のぞみちゃんがとても小さな身体で頑張っているのは感動モノで、表彰式で柴田が優秀選手に選ばれたことはうれしかったです。

アメリカチームが喜びを爆発させる横で、今大会唯一の失点に泣いたドイツの選手たちの落胆ぶりは本当に気の毒でした。
なでしこが手も足も出なかったドイツが優勝するかと思っていたのに、サッカーの勝負はやってみなきゃわかりませんね。

決勝戦だけを見た印象では、個の力は最優秀選手をだしたドイツの方が上に見えましたが、アメリカはゴールへの執念と組織での守備意識が少しだけドイツよりも上回っていたのでしょうか。

次は、男子のW杯予選イラク戦ですが、チケットがとれず、テレビで応援します。


by ジョージ (2012-09-09 23:54) 

レッズサポーターは“ちゃん”づけで選手を呼ぶんですね。
なんか家族的でいいなあ。
ナイジェリア・サポーターの応援はにぎやかで楽しいから
スタジアムはさぞかし盛り上がったでしょうね。やっぱり行けばよかった。

決勝はドイツの楽勝かと思ってたんですけど、アメリカの守備は本当に
固かった。この世代だと日本は両国に太刀打ちできません。
やはり姉貴分のなでしこのように戦術的に戦わないとテクニックだけでは
フィジカルの差をカバーできませんね。
でも若い世代の大会はチャレンジですから、当たって砕けろでいいと
思います。日本のサッカーは、見てて一番面白かったですから。

私もイラク戦はテレビで見ます。ちょっと厳しそうですが、どうなるか・・・


by fukug (2012-09-10 01:02)