《ロシアW杯25日め》2018-7-15 Sun

決勝：フランス vs クロアチア、４：２！
フランスが98年以来、２回目の優勝を決める。

前半のクロアチアは不運だった。
最初のFKからの失点はマンジュキッチのオウンゴール。２失点目はペリシッチのハンド
でPKを取られた。二人とも、これまでのクロアチアの躍進を支えてきた攻撃の要で、
この試合でも１点ずつ取った。サッカーの神さまは残酷だ。

試合の分かれ目は前半38分のPK。主審は流したが、VARでPKとなった。
決して故意のハンドではなく、ビデオを見た主審も一度はピッチに戻ろうとして、また
再度見に行ったほど微妙だった。言わせてもらえれば、昔は主審は試合のコンダクター、
例えるならオーケストラの指揮者のようであるべきと言われていた。時にはファウルを
見逃し試合の流れを止めないようにしたり、見応えのある試合になるようにするのが、
いい主審なのだ。あれをPKにしちゃクロアチアが可哀想だろう。まあクロアチアに思い
入れが強いオイラの勝手な意見だけどね。

もう一つ残念だったのは後半6分。
クロアチアがいい流れできていて同点ゴールの匂いがし始めた時、突然男女４人が
ピッチに乱入し水を差した。これもクロアチアにとって不運だった。本当に腹立たしい！
ロシアのパンクグループの仕業だという。厳重処罰を望みたい。せっかくいい大会運営
をしていたのに。ロシアを見直していたのに。アホな奴らだ。

後半のフランスのカウンターは素晴らしかった。
エムバペの速さは驚異的。それでもオイラはクロアチアの戦いぶりに胸を打たれた。
拍手を送りたい。120分×３試合の疲れを感じさせず、最後までボールを動かし、常に
攻めの姿勢を崩さなかった。いいサッカーをした、いいチームとして記憶に残るのは、
フランスよりクロアチアだ。その意味でロシアW杯は優勝ベルギー、準優勝クロアチア！

表彰式はゲリラ豪雨のようなどしゃ降り。こんなの初めて。
異色のW杯にふさわしい幕切れだった。モドリッチが大会最優秀選手に選ばれた。
嬉しい！ けど、終わっちゃった。明日からどうしよう・