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フランス撮影日誌11 《TGVでニースへ》 2012-7-15 Sun [世界の車窓から]

昨日はフランス革命記念日。マルセイユの目抜き通りでパレードを撮影した。突然頭上に飛んできた戦闘機3機は撮り逃がす。夜9時過ぎ、花火を撮影するため教会のある丘の上に登る。いつもなら旧港から上がるのだが、今年の打ち上げ場所は何故か市内の公園になった。花火に浮き上がる船や水面の美しさこそマルセイユの花火なのに、マンションの背後に上がる絵しか撮れない。しかも強風のせいかあまり高く上がらず、私の住む赤羽周辺で見る花火とちっとも変わらない。がっくし。多分、番組では使わないだろう。

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今日はマルセイユ・サン・シャルル駅からTGVでニースに向かう。駅の構内に入って驚いた。本物の木が並木通りのように植えられている。しかも天井から定期的に霧が噴出するようになっていた。これは、いいアイディア!涼しさと憩いを感じる。10年ぶりに乗ったTGVは一番古いタイプ。今の主流は二階建ての列車なので、明日の走りの撮影は苦労しそうだ。

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マルセイユから2時間半乗車し、ニースに到着。また昔の話で恐縮だが、ニースを訪れたのは原田知世が出演した車窓1000回記念番組のロケ以来。もう20年以上も前の話だ。オランダからドイツ、スイス、イタリアを巡り、ニースに到着したのは朝。人気が無く静かで美しい浜辺を撮影したのだけど、今回はバカンス・シーズンの真っ盛りでしかも日曜日。浜辺は“イモ洗い”状態で情緒も何もなかった。思い出話をもうひとつ。イタリアとフランスの国境の駅で、撮影機材の通関手続きをするためにカメラマンと私だけ列車を降りた。しかし早朝だったので税関に誰もいない。ウロウロ人を探すうちに気がつくと列車は出発してしまった。その後の事はよく覚えていない。多分通関手続きはせずに1本後の列車で追いかけたのだと思う。携帯電話なんてない時代だから連絡の取りようがなかったが、知世ちゃんもスタッフも辛抱強くニース駅で待っていてくれた。EUになった今は本当に撮影が楽になったとしみじみ思う。

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ニースから10キロほど先にエズという駅がある。駅の背後に海抜400m以上ある断崖があり、その上に造られた中世の城砦村が昔のままの姿で保存されている。まさに“天空の村”といった趣があり、眼下に広がる地中海の眺めは素晴らしかった。今回のフランス編の最後を飾る絵を撮ることができ大満足。しかしロケはまだ終わらない。アルルまで車で戻り、町や列車の走りを撮り、さらに天気が悪かったミラマス=マルセイユ間を走る列車にもう一度乗らなければならない。ロケもあと3日。もうひと踏ん張りだ!

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