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フランス撮影日誌9 《懐かしい列車》 2012-7-10 Tue [世界の車窓から]

撮影20日目、ペルピニャン近郊のリヴサルト駅からピレネー東部の山岳地帯へ向かう観光列車に乗り込む。実を言うと撮影はやめようかと思っていた。山岳地帯を走る観光列車はもう3つ撮影しているし、日本ではほとんど情報が手に入らず、どんな路線なのかよくわからなかったから。駅に着いたものの、まだ迷っていた。ところが入線してきた列車を見て気が変わった。10年前のフランスロケでもブルゴーニュ地方の田舎(オーセール⇒オータン)で撮影した大好きなオンボロ(失礼!)ディーゼル列車。窓は開くし、座席は対面式のボックスシート。昔の列車はみんなこれだった。ちょっと窮屈だが、これぞ列車の旅という感じがする。風景もブドウ畑や岩山が美しく、電柱が無いので車窓や乗り出し、列車の走りの絵もきれいに撮れる。車内の乗客も家族連れ、ペット連れが多く、セミが車内に飛び込んできて大騒ぎとなるというハプニングもあり、楽しく、懐かしい「車窓」になった。いやあインターネットの情報や写真だけで判断しちゃいけないねえ。

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途中のサン・ポール駅で残念ながらオンボロ・ディーゼル列車とはお別れ。険しい山岳地帯に入るので、よりパワフルな機関車がけん引する列車に乗り換える。プチ・トラン・ジョーヌのように屋根の無い車両も連結され、いざ出発。車窓には崖の上にそびえる古城やひなびた山間の村、清冽な流れの渓流が次々に現れ、飽きることがない。トンネルに入るたびに乗客は歓声を上げて大騒ぎ。ジェットコースター気分を楽しんでいた。終点のアクサでは、妙な道具を使って川下りをする子どもたちに出会った。ハイドロスピードと呼ばれる一人用のボードにつかまり、足に付けたフィンでキックしながら急流を下っていく。スリルがあって面白そうだったが、やってみたいとはサラサラ思わないアラカンでした。

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