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《昭和の面影2》 2012-2-26 Sun [雑感]

昭和は遠くなった、と書いたのは2007年の12月。
http://fukug.blog.so-net.ne.jp/2007-12-22
赤羽岩淵駅前交差点の角にあった古き良き米屋が壊され、2年後、その跡地に22階建てのマンションが建った。それから、また2年以上が過ぎ、すぐ近くにもうひとつ20階以上の高層マンションが建とうとしている。古い家がどんどん壊されマンションが増殖していく。それでも橋の名前が刻まれた欄干の一部は、しぶとく生き残った。これを残そうという意志が当事者たちにあったことが嬉しい。高層マンションより末永く残るに違いない。

2007年12月
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2009年2月
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2012年2月
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最近暇だし暖かくなってきたので、近所を歩いてみた。まだまだ人間くさい造形や空間が残っている。それらの多くは木や石という自然の素材で造られたもの。朽ちても美しく味わい深い。長く紡がれた人の営みの記憶も感じる。鉄やコンクリートでは無理かな。スカイツリーは “平成の面影” になれるだろうか?

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蛇足になるが、東京の中で、金属やコンクリート素材の建造物であっても “昭和の面影” として後世に残したいのは、東京都庁、国立代々木競技場、東京カテドラル聖マリア大聖堂など丹下健三設計の建築だ。年月を経て、ますます、その凄味を感じる。それは何故かと考えてみたら、日本や世界の伝統建築の様式美を取り入れながら独創的なものに仕上げている点。平成になって、そういう建築は、まだ生まれていない気がする。

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