《トゥーロン国際：日本 vs オランダ》 2012-5-25 Fri

３：２で逆転勝利！
前半３分に右サイドからのセンタリングをダイレクトボレーで決められ、早くも失点。しかしその２分後、齋藤学が左サイドからドリブルで切れ込みシュート、同点とした。今日は攻撃陣を総入れ替え。長身の指宿をワントップに、宇佐美、齋藤、高木という小柄なドリブラーを２列目に配置する布陣。これが功を奏した。トルコ戦ではあまり見られなかった自ら積極的に仕掛ける動きを２列目の３人がポジションを自在に変えながらやり続けたので、見ていて楽しかった。この３人はいいねえ。フル代表も本田をワントップにして宮市、清武、香川の３人を２列目に使ったらすごいかも、と思った。いや、この３人はオリンピックにも出られる年齢。ぜひ出て欲しいよなあ。一番層が厚いね、このポジションは。

後半３分、今度は日本が先制。宇佐美がスルーパスに反応、ＤＦラインの裏に抜け出しGKと１対１になるが、自分では打たず左に走りこんでいた指宿に丁寧なパス。それを指宿はスライディングしながら決めて逆転。しかし６分に、またもや右サイドを破られ逆サイドにロング・クロス。それをダイレクトボレーで決められ、同点とされてしまった。以後、互いに攻め合う展開。特にオランダの速くてうまい１９歳ルコキに右サイドを再三破られピンチが続いたが、何とかしのぐ。そして後半３３分、オランダのクリアミスをうまくつなぎ扇原が豪快なシュートを決め、３：２。そのまま逃げ切った。気持よかった。落ち着いてミスを少なくすれば、次のエジプト戦も勝てるだろう。ぜひ５試合戦ってほしい。問題はDF陣。身体の寄せが甘く、左右にふられるともろいのが心配。セットプレイにも弱い。そこを修正してほしい。

試合はずっと雨。前半は雷も鳴っていた。普通のスタジアムではなく練習コートのようなピッチでの試合。低いスタンドしかないためテレビカメラのポジションが低く、見づらかった。