《山下洋輔トリオ復活祭》 2009-7-19 Sun [雑感]
日比谷の野音で山下洋輔トリオ結成40周年記念の復活ライブを聴いた。
山下洋輔、小山彰太、坂田明のメンバーで演奏していた時、東の空に、ものすごくきれいな虹が現れた。しかもダブルで。野外コンサートならではハプニングにライブは一層盛り上がる。お客さんも同年代の人が多く、なごやかな雰囲気。さまざまな思いがよぎった。坂田さんが「赤とんぼ」のフレーズを吹き始めたとき、不覚にも涙が出た。25年ほど前、日本テレビの《てれびムック》という番組でレポーターとして出ていただいたのが最初の出会い。ポルトガルのマデイラ島という絶海の孤島で作られるワインの取材だった。その時に吹いてくれた「赤とんぼ」が蘇った。山下さんも同じ番組に出てもらい、ハンガリーのトカイワインの取材に行った。かび臭い巨大な洞窟セラーの中で、村人たちを集めてミニコンサートを開き、少し調律の狂ったピアノを弾いてくれた。駆け出しのディレクターに根気よく付き合ってくれた。以来、お二人には何度か番組に出てもらい、その素晴らしい人柄を身近に感じてきた。今日は久しぶりに、人生の先輩たちの大きな懐に包まれ、幸せなひとときを過ごさせてもらった。感謝です。今日のようなライブを毎年やってほしいなあ。野音でライブを聴くのも35年ぶりぐらい。蝉の声、救急車のサイレンも音楽の隠し味になっていた。また来たい。
山下洋輔、小山彰太、坂田明のメンバーで演奏していた時、東の空に、ものすごくきれいな虹が現れた。しかもダブルで。野外コンサートならではハプニングにライブは一層盛り上がる。お客さんも同年代の人が多く、なごやかな雰囲気。さまざまな思いがよぎった。坂田さんが「赤とんぼ」のフレーズを吹き始めたとき、不覚にも涙が出た。25年ほど前、日本テレビの《てれびムック》という番組でレポーターとして出ていただいたのが最初の出会い。ポルトガルのマデイラ島という絶海の孤島で作られるワインの取材だった。その時に吹いてくれた「赤とんぼ」が蘇った。山下さんも同じ番組に出てもらい、ハンガリーのトカイワインの取材に行った。かび臭い巨大な洞窟セラーの中で、村人たちを集めてミニコンサートを開き、少し調律の狂ったピアノを弾いてくれた。駆け出しのディレクターに根気よく付き合ってくれた。以来、お二人には何度か番組に出てもらい、その素晴らしい人柄を身近に感じてきた。今日は久しぶりに、人生の先輩たちの大きな懐に包まれ、幸せなひとときを過ごさせてもらった。感謝です。今日のようなライブを毎年やってほしいなあ。野音でライブを聴くのも35年ぶりぐらい。蝉の声、救急車のサイレンも音楽の隠し味になっていた。また来たい。
ハンガリーのトカイワインの番組、思いだします。
駆け出しのディレクターさん(?)も、いまやヴェテランですね。
「時は流れない、積み重なる ...」というウイスキーのCMがありましたけれど、その通りですね。(しみじみ ....)
by miminaga (2009-07-22 18:47)
ライブの後、山下さんに挨拶に行ったら、開口一番
“トカイワイン懐かしいねえ!”と言ってくれました。
今だに覚えてくれていて感激しました。
それにしても、miminaga さんが、あの番組を見て
くださっていたとは驚きです。それにも感激です。
今はディレクターの仕事も少なくなり、編集の仕事が
続いています。ヴェテランというより引退間近という感じ。
若手のディレクターに小言ばかり言っている毎日です。
「時は流れない、積み重なる」
いい言葉ですね。どこかで使わせてもらいます。
座右の銘にしようかな。
by fukug (2009-07-23 00:13)
正確には ....「時は流れない、それは積み重なる」で、1980年代(?)のサントリー・クレストのコマーシャル。
黙ってウイスキーを飲むショーン・コネリーの姿に最後にかぶさるナレーションでした。
by miminaga (2009-07-23 08:03)
ショーン・コネリーの顔にぴったりの言葉。
渋いCMですねえ。こんな子供っぽい時代に
こそ、もう一度流してもらいたいです。
by fukug (2009-07-24 02:20)