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フランス撮影日誌6 《ルルドの聖水》 2012-7-04 Wed [世界の車窓から]

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撮影14日目、キリスト教の聖地ルルドに到着。
人口1万5000ほどの小さな町が聖地となったのは19世紀半ばに起こった出来事による。ある洞窟の中で一人の少女の前に聖母マリアが何度も姿を現し。お告げによってその少女が地面に手を触れたところ清らかな水が湧き出した。さらに、その水を飲むと難病が治るという奇跡が次々に起きたという。以来、世界中から巡礼の人波が絶えない。洞窟内の“奇跡の泉”は今もコンコンと湧き出ているが、ガラス板で覆われていて触れることはできない。その代わり少し離れた場所に蛇口が幾つも用意されていて、水を飲むことができる。専用の容器も売られていて持ち帰りもできる。その辺は俗っぽいけれど、洞窟の周囲には神聖な空気が流れていた。私も“聖水“を飲んでみた。味はやっぱり普通の水。ただ50肩で右腕が上がらなかったのが、その後ずいぶん上がるようになった。まあロケでよく歩き、重い荷物を運び、スチール撮影で必要に迫られ痛くても腕や肩を動かさざるを得なかったことが回復の要因だと思う・・・が、ひょっとしたら“聖水”が効いたのかも!?

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夏のバカンス・シーズンに訪れた今回のフランス。
駅のホームや車内でよく見かけたのが、孫を連れたおじいさんやおばあさんの姿。フランスでは子どもを祖父母に預け、二人だけでバカンスを楽しむ夫婦が多い。夫の親と妻の親が交互に子どもの面倒を見、送り迎えもやってくれて互いの家を行ったり来たりするのだ。日本ではなかなか見られない光景だが、考えてみると極めて合理的なやり方だと思う。夫婦にとっては二人だけの自由な時間が過ごせるし、祖父母にとっては可愛い孫と一緒に楽しい時間を過ごすことができる。さらに日本だと冠婚葬祭以外、めったに顔を合わすことがない互いの家族と毎年1度親交を温めることができるし、旅行気分も味わえる。子どもにとっても旅を経験しながら、いろんな場所で、いろんな大人の中で育つのはいいことだと思う。また出会いの嬉しさ、別れの寂しさを感じることも大切だ。ともあれ、微笑ましい家族の姿を見るにつれ、早くも日本へ帰りたいと思う私です。まだ2週間もあるのにねえ。

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