《五輪女子：なでしこ vs 南アフリカ》 2012-7-31 Tue

０：０のドロー。スウェーデン戦に引き続き、低調な試合。
前半終わって ０：０。何だかなあ。点の取り方も、取ろうという気持ちも忘れてしまったような試合だ。佐々木監督が２位の方がいいと言ったらしいが（私もそう思ってしまったが）、チャレンジ精神を忘れ気持が守りに入ってしまったようだ。これまでと７名入れ替えて控え中心のメンバーで試合に臨んだけれど、その控えの選手にやってやろうという気持ちが感じられなかった。

後半１５分、岩渕に代わって川澄が登場。少し活気が出てきた。守りを固めた相手に対して真ん中ばかりにボールも選手も集まってしまっていたが、左サイドにはった川澄から攻撃の起点が生まれるようになり、逆の右サイドのスペースもつけるようになった。でも点が入る気がしないなあ。最後の肝心な所でパスミスしたり、相手にとられちゃう。それにしても今日の線審はスペイン人。オフサイドの判定が微妙だが、まさか男子スペインが敗退した腹いせってことはないよね。後半３０分過ぎ、宮間に代わって阪口。それでも状況はあまり変わらない。ロスタイムに丸山に代えて大儀見。選手のコンディション調整のような試合になってしまった。試合終了。決勝トーナメントに向けて弾みがつくような試合にならなかったが、予定通り２位通過。次の試合でアメリカ、フランスがいる組との対戦を避けることができ、また主力選手が休めたことを良しとするしかないね。南アフリカは喜んでいた。昔の日本みたい。

今日の赤いユニフォーム。フランスとの練習試合でも負けたし、あまりゲンがよくない。日本代表のユニフォームは伝統的に青か白で、戦前のベルリンオリンピックでスウェーデンに勝ち、“ベルリンの奇跡”と言われた時も青。メキシコ五輪で銅メダルをとった時もシャツが白でパンツが紺だった。８０年代後半から数年間、日の丸をイメージした赤を採用したが成績が悪く、また青に戻したのだとか。決勝トーナメントは青に戻して戦って欲しい、って関係ないだろうけどね。

P.S. 準々決勝の相手はブラジルに決まった。２位になったおかげで移動する必要もない。戦略的な引き分けだったと佐々木監督は語る。じゃあ、見違えるような試合をブラジル戦で見せてほしいな。