《季節の移ろい》 2007-4-22 Sun 晴れ後、くもり [雑感]
雪もなく三寒四温もなく春になり、強風や突然の雨、地震に驚きながら初夏を迎える。
もはや季節の移ろいを感じるのは桜だけかも知れない。部屋のベランダから見える荒川の桜も、
初々しい緑に姿を変えた。明日から9日間、御蔵島で課外授業のロケ。さて、どうなるか。
2007. 4. 1
2007. 4.12
2007. 4.21
3月24日の日記にも書いたが、フィギュアスケート世界選手権の表彰式のこと。
3位のキム・ヨナがテレビにまったく映らなかったことを批判する記事を見つけ、嬉しくなった。
断言できるのは、善良なるファンの「外国の選手であろうとも表彰式の姿くらい映されるべきだ」
という感覚は、放送局社員のおかしなほどの高給を維持するための仕組みの前には無力である
事実だ。つまり視聴率のためなら気にもとめない。そもそも、そんな声が起こると想像もしない。
かっては「これでよいのか」という多少の逡巡とともに行われたスポーツ中継の演出は、時を経て、
まるで良心に触れない当然の方法となった。(中略)競技そのものへの「敬意」が薄れ、結果として
過剰演出への「ためらい」も失われる。テレビに限らず、新聞、活字メディアも方向は同じである。
~Number 4/26 文:藤島 大~
市場原理優先という感覚が、テレビの世界のものづくりを急かし、捏造や過剰演出を引き起こす。
だが女子フリーの平均視聴率は関東地区で38.1%、今年のテレビ番組最高の視聴率という
現実。今回やる課外授業は、そうした風潮に対する反発から企画した。何も語らない、何も教え
ない、でも何かを感じる。テレビの原点にスタッフ全員が立ち返って撮影する。不安は尽きないが、
楽しみでもある。
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