《春の墓参り》 2007-3-18 Sun 晴れ [雑感]
宇都宮の実家に帰り、墓参り。
母が亡くなって2年と4ヶ月が過ぎた。父はずっと毎月の月命日に墓参りをしている。私は年に3回ぐらい。「一人で墓に来るのはわびしい。お母さんが生きてる時は、どっちが先に入るのかねえと笑って話していたのになあ」と、父は毎度同じ言葉をはく。昨年末に、父は何を思ったのか、法名碑に「お母さん ありがとう」と新しく彫ってもらった。暖かで穏やかな日差しに、その文字が光って見えた。
「ちょっと字が小さかったかなあ」と父。いや、そんなことないよ。さりげなくて、ちょうどいい。
「お墓の前で泣かないでください 私はそこにいません」という歌が流行っているが、今の私にとって、墓地は悲しみにひたる場所ではない。家族が集う場所、そして自分を振り返る場所。ひ孫2人の話題を中心にして、みんな終始にこやかな顔で墓参りを終えた。2005年9月に撮った写真と比べてみると、2人の成長ぶりがよくわかる。墓参りで幸せを感じるというのも変な話だが、そんな気持ちがした。
【2005年9月】 【2007年3月】
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