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《五輪男子:日本vs モロッコ》 2012-7-29 Sun [サッカー]

[サッカー]1:0、予選突破!!!
我慢の試合だったねえ。スペイン戦の影響か、前半は動きが悪く、モロッコの球際の強さに負け、危ないシーンが続いたが、よく集中して守っていた。後半は身体が慣れ徐々に動きがよくなり、反対にモロッコは断食のせいか動きが鈍くなってきた。大津、清武、そして山口が惜しいシュートを放つか決まらない。しかし後半39分、清武のノールックパスがDFの裏にふわりと落ち、走りこんだ永井がGKより一歩速く触ってループシュート。見事にゴール!今日のMVPは再三いいパスを出していた清武だ。それにしても、みんな自信に溢れた大人のサッカーをするようになったなあ。華麗なパスサッカーは封印し、まず守備をしっかりやって、という意識が全員に浸透している。2000年のシドニーオリンピック以来の予選突破。次のホンジュラス戦は主力を休ませることができる。杉本、宇佐美の活躍が見たいね。とにかくスペイン戦の勝利が“奇跡”ではなかったことを選手たちは証明した。いい気分。何だかW杯の時のなでしこのように、負ける気がしない雰囲気になってきた。組み合わせ次第ではメダルもいけるかも! 絶対に無理だといった釜本の鼻をあかせてやれ!


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《五輪女子:なでしこ vs スウェーデン》 2012-7-28 Sat [サッカー]

[サッカー]0:0、ドロー。
低調な試合だった。ゴール前でのシュート、パス、動きがほとんど読まれている。というより、相手が考えるようなプレイしかできてない。まとも過ぎるのだ。バイタルエリアに飛び込む人数も少ない。まさか2位狙いのために力を抜いた?わけではないだろうが、前途は多難だなあ。特に鮫島がよくない。宮間も疲れて見えた。南アフリカ戦は主力組を休ませた方がいいかも。男子も女子もシュート力が無さ過ぎることに、ちょっと憂鬱な今日この頃です。


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《五輪男子:日本 vs スペイン》 2012-7-26 Thu [サッカー]

[サッカー]1:0で、スペインに勝利!!!!
日本が勝つとしたら、“サッカーは何が起こるかわからない”ということだけと思っていたが、なんと前半終わって1:0でリード。右からのコーナーキックを大津が真ん中に飛び込んで決めた。しかもスペインは一人退場で10人になった。ホントに何が起こるかわからない。確かにスペインはうまいパス回しでボールを支配するのだが、少し日本をなめている感じで、なかなか仕掛けない。日本は集中した守備からの速いカウンターで何度かチャンスを作っていた。堂々と渡り合ってるのがすごくいい。吉田と徳永のオーバーエイジが入ってディフェンスが安定した。後半もこの調子で頼むぞ!

後半、大津に代わって齋藤学。あ~~、永井、清武、決めろよ!たて続けのビックチャンスを逃す。これはやばいぞ。後半28分、酒井宏樹がケガで酒井高徳に交代。大津もケガしたらしい。高い代償を払ってるなあ。何としても勝たねば。スペインは10人になってもボールを支配してるのはさすが。よっしゃあ、勝った、勝った。守り切った。長かったなあ。のどが渇いてしかたがない。でも、後半もはずしまくったねえ、永井、清武。これが決められないとなあ。マンUのGKの壁は高かった。でも歴史的な勝利。モロッコ、ホンジュラスは2:2でドロー。どちらも手ごわい。また、いい試合を見せてほしい。今日は疲れた。
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《五輪女子:なでしこ vs カナダ》 2012-7-25 Wed [サッカー]

[サッカー]2:1、初戦、勝利!
昨年のワールドカップ優勝以来、選手も、そして私も待ちに待っていたオリンピックが始まった。
前半終わって2:0。最初こそカナダの速いつぶしと滑るピッチに苦しんだが、徐々に慣れ、なでしこらしいパスワークができるようになった。先制点は沢がアウトサイドでふわっと浮かせたパスを走りこんだ大野がキープし、足の裏で後ろに流すトリッキーなプレイで走りこんだ川澄にパス。彼女が冷静にゴールを決めた。見事なコンビネーションだった。2点目は鮫島のセンタリングを、なんと小さな宮間が相手と競りながらヘディングで決めた。いやあ、いいスタートを切ったね、なでしこは。って安心してたら後半10分、カナダに左サイドを破られ、速いクロスをダイレクトで決められてしまった。やっぱり甘くないなあ。フランス戦もそうだったけど、左サイドを速いドリブルで崩されると弱いねえ。なでしこは。でも怖がってバックラインを下げるな。攻めろ!

なんとか逃げ切った。ちょっと攻めきれなかったなあ。カナダは3人の交代枠を使い切った後、DFが負傷で退場。10人になったことで助けられた。鮫島が上がった後を狙ってくるのは、アメリカもフランスもカナダもみんなやってくる。ここを修正しないと、この先厳しい。今日の鮫島はパスミスが多く、ピリッとしなかったし。沢は完全に復活したね。心強い。まずは勝ち点3が取れてよかった。

P.S.アメリカはフランスに一時は2点先取されたが、4:2と逆転した。ハイライトを見たが、ミドルシュートの精度と速さが両国ともすごい!ハイレベルな戦いだった。こりゃあ予選リーグを突破しても厳しいなあ。


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《フランスの車窓から》 2012-7-24 Tue [世界の車窓から]

2年ぶりの車窓ロケから帰国。今回はきつかった。寄る年波には勝てない。
生放送でユーロの準決勝、決勝が見られたのはよかった。
これから長い編集が始まる。猛暑を乗り切れるかどうか・・・・
フランス編の放送は9月以降になると思う。車窓日記を順次掲載していくつもり。
お楽しみに!

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フランス撮影日誌12 《アルルで撮了》 2012-7-18 Wed [世界の車窓から]

アルルに戻った「哀しきアラカン撮影隊」は、町に残るローマ遺跡、ゴッホが描いたカフェや跳ね橋、そして天気が悪かったミラマス=マルセイユ間を走る列車にもう一度乗って撮影した。今度はバッチリ。ほっとする。

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今日は1ヶ月に渡るフランス・ロケの最終日。撮影項目は二つあり、まずゴッホゆかりのアルピーユ列車。ゴッホはアルルの北に広がるアルピーユ山脈の麓へよく写生旅行に出かけていたが、その時利用していた鉄道の一部が観光用に復活し列車を走らせている。天気は最高で、心配していたひまわりも結構咲いていたし、幼稚園の子どもたちが大勢乗車して楽しい「車窓」になった。

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最後に残った撮影は、ニームからアルルへ向かう列車の走り。これが難関だった。乗車したのは、運転席のある客車を先頭にして最後尾から機関車が押す“プッシュプル”方式の列車。ドイツではよく見かけたが、フランスではあまり見ない。しかもこの路線を走る列車の種類はバラバラ。来る列車、来る列車、みんな違うのだ。まるでフランス国鉄の博物館のよう。いつ目当ての列車が来るかは、その日の運行状況次第、運次第。昨日もトライしたが、3時間待って来なかった。今日もクソ暑い中、♪待つわ、いつまでも待つわ・・・次もダメならあきらめようと思った9台目。ついに来たぁ!思わずカメラマンが大声で「やったぁ!」と叫ぶ。音は使えなくなったが、めでたく撮影終了。

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夜、シャンパンを開けた。実はこのシャンパン、撮影3日目にあるフランス人からもらったもの。ロワール川沿いを走る列車を撮るために、高台に建つ家の庭に入らせてもらった。その家のご夫婦は日本の文化にとても興味があって部屋には仏像や浮世絵が飾ってあった。話がはずみジュースやお菓子までごちそうになったので、日本から持参したお土産やタバコを差し上げた。そうしたら今度はシャンパンを1本持ってけとなった。その後ずっと開ける機会がなく、今日に至ったというわけ。3泊して我が家同然になったアルルのホテルのフロントで「部屋で飲むから」と言ってワインクーラーと氷を手に入れ、これまた馴染みになった近くのベトナム料理店に持ち込んで乾杯した。今回も珍道中だった。いつも終わると寂しい車窓ロケ。いつまでやれるか、車窓ロケ。頭と体と歯が保つ限り続けたいものだ。


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フランス撮影日誌11 《TGVでニースへ》 2012-7-15 Sun [世界の車窓から]

昨日はフランス革命記念日。マルセイユの目抜き通りでパレードを撮影した。突然頭上に飛んできた戦闘機3機は撮り逃がす。夜9時過ぎ、花火を撮影するため教会のある丘の上に登る。いつもなら旧港から上がるのだが、今年の打ち上げ場所は何故か市内の公園になった。花火に浮き上がる船や水面の美しさこそマルセイユの花火なのに、マンションの背後に上がる絵しか撮れない。しかも強風のせいかあまり高く上がらず、私の住む赤羽周辺で見る花火とちっとも変わらない。がっくし。多分、番組では使わないだろう。

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今日はマルセイユ・サン・シャルル駅からTGVでニースに向かう。駅の構内に入って驚いた。本物の木が並木通りのように植えられている。しかも天井から定期的に霧が噴出するようになっていた。これは、いいアイディア!涼しさと憩いを感じる。10年ぶりに乗ったTGVは一番古いタイプ。今の主流は二階建ての列車なので、明日の走りの撮影は苦労しそうだ。

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マルセイユから2時間半乗車し、ニースに到着。また昔の話で恐縮だが、ニースを訪れたのは原田知世が出演した車窓1000回記念番組のロケ以来。もう20年以上も前の話だ。オランダからドイツ、スイス、イタリアを巡り、ニースに到着したのは朝。人気が無く静かで美しい浜辺を撮影したのだけど、今回はバカンス・シーズンの真っ盛りでしかも日曜日。浜辺は“イモ洗い”状態で情緒も何もなかった。思い出話をもうひとつ。イタリアとフランスの国境の駅で、撮影機材の通関手続きをするためにカメラマンと私だけ列車を降りた。しかし早朝だったので税関に誰もいない。ウロウロ人を探すうちに気がつくと列車は出発してしまった。その後の事はよく覚えていない。多分通関手続きはせずに1本後の列車で追いかけたのだと思う。携帯電話なんてない時代だから連絡の取りようがなかったが、知世ちゃんもスタッフも辛抱強くニース駅で待っていてくれた。EUになった今は本当に撮影が楽になったとしみじみ思う。

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ニースから10キロほど先にエズという駅がある。駅の背後に海抜400m以上ある断崖があり、その上に造られた中世の城砦村が昔のままの姿で保存されている。まさに“天空の村”といった趣があり、眼下に広がる地中海の眺めは素晴らしかった。今回のフランス編の最後を飾る絵を撮ることができ大満足。しかしロケはまだ終わらない。アルルまで車で戻り、町や列車の走りを撮り、さらに天気が悪かったミラマス=マルセイユ間を走る列車にもう一度乗らなければならない。ロケもあと3日。もうひと踏ん張りだ!

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フランス撮影日誌10 《地中海を巡る》 2012-7-13 Fri [世界の車窓から]

観光列車の撮影や空撮のためペルピニャンに4泊した。移動の多い車窓のロケでは珍しいこと。ここぞとばかりに夜、洗濯に励む。スタッフはみな自分流のやり方を持っているが、私はまずバスタブにぬるめのお湯をはり、洗剤を付けた靴下、下着、Tシャツなどを放り込んで足で踏む。インドなどの川でオバさんたちがやってるやり方だ。洗剤が無い場合はホテルの石鹸をすり込む。カメラマンの中村は石鹸を付けた衣服で身体を洗うそうだ。すすぎを何度か繰り返し、ざっと手でしぼった後、バスタオルでくるんで足で踏み、さらに水気をとる。洗濯機なんぞ無くても結構きれいになる。お試しください。

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昨日は6年ぶりの空撮。インドや中近東では許可が下りず出来なかった。いやあ久々だったので足が震えましたね。撮影が始まれば怖さを忘れたけど、結果は・・・プチ・トラン・ジョーヌの空撮は晴れてはいたが、谷間は風が強く低空飛行できなくてあまりいい絵は撮れなかった。パイロットの腕もヘタ。列車に近づき過ぎるのと旋回のタイミングが悪くて苦労した。アメリカ・コロラド州で空撮した時のパイロットの顔が浮かぶ。私が経験した中でピカイチだったなあ。ペルピニャン=ナルボンヌ間の空撮も列車のスピードにヘリが追いつけず、これまた良くなかった。空撮がうまく行かない時は疲れがドッと出ます、ハイ。

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今日はペルピニャンから地中海に沿ってマルセイユまで列車に乗る。途中ニームで降りて列車の走りを撮り、再び乗り込む。そのままマルセイユまで一気に行けるのだが、フランスで最も美しいといわれる海岸線を撮るためにミラマスという駅でもう一度乗り換えた。しかし天気が急に悪くなり、「青い海」が「ドブネズミ色の海」になってしまった。さすが13日の金曜日。仕方なく後日もう一度乗ることにする。楽しそうなロケでうらやましいと思う人が多いが、けっこう大変なんですぞ。年も年ですからね。そこんとこ夜露死苦、じゃなくて、よろしく。

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ペルピニャン=ニーム間の列車には本当にいろんな人が乗り込んでいて面白かった。特に這い這いしながら車内を動き回る1歳の女の子にはなごんだ。私だけでなく周囲の乗客みんなが笑顔になった。お母さんはというと泰然自若、優しく見守っていただけ。それでいいんだよなあ。乳児を連れたゲイのカップルにも出会った。預かっていた知り合いの女性の子どもを返しに行くという。何だかよくわからない人間関係。別の路線の列車だけど、父親と一緒に乗り込んだ少年がいた。両親は離婚していて父親とバカンスを過ごし、これから母親の住む町へ帰るところだという。父母の間を旅する少年の、はにかんだ顔が心に残る。列車の車内から、その国の、そして時代の縮図が見える。だから「車窓」は興味が尽きない。

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フランス撮影日誌9 《懐かしい列車》 2012-7-10 Tue [世界の車窓から]

撮影20日目、ペルピニャン近郊のリヴサルト駅からピレネー東部の山岳地帯へ向かう観光列車に乗り込む。実を言うと撮影はやめようかと思っていた。山岳地帯を走る観光列車はもう3つ撮影しているし、日本ではほとんど情報が手に入らず、どんな路線なのかよくわからなかったから。駅に着いたものの、まだ迷っていた。ところが入線してきた列車を見て気が変わった。10年前のフランスロケでもブルゴーニュ地方の田舎(オーセール⇒オータン)で撮影した大好きなオンボロ(失礼!)ディーゼル列車。窓は開くし、座席は対面式のボックスシート。昔の列車はみんなこれだった。ちょっと窮屈だが、これぞ列車の旅という感じがする。風景もブドウ畑や岩山が美しく、電柱が無いので車窓や乗り出し、列車の走りの絵もきれいに撮れる。車内の乗客も家族連れ、ペット連れが多く、セミが車内に飛び込んできて大騒ぎとなるというハプニングもあり、楽しく、懐かしい「車窓」になった。いやあインターネットの情報や写真だけで判断しちゃいけないねえ。

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途中のサン・ポール駅で残念ながらオンボロ・ディーゼル列車とはお別れ。険しい山岳地帯に入るので、よりパワフルな機関車がけん引する列車に乗り換える。プチ・トラン・ジョーヌのように屋根の無い車両も連結され、いざ出発。車窓には崖の上にそびえる古城やひなびた山間の村、清冽な流れの渓流が次々に現れ、飽きることがない。トンネルに入るたびに乗客は歓声を上げて大騒ぎ。ジェットコースター気分を楽しんでいた。終点のアクサでは、妙な道具を使って川下りをする子どもたちに出会った。ハイドロスピードと呼ばれる一人用のボードにつかまり、足に付けたフィンでキックしながら急流を下っていく。スリルがあって面白そうだったが、やってみたいとはサラサラ思わないアラカンでした。

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フランス撮影日誌8 《プチ・トラン・ジョーヌ》 2012-7-09 Mon [世界の車窓から]

今日はスペインと国境を接する町ラトゥール・ド・カロルからプチ・トラン・ジョーヌ(黄色い小さな列車)に乗り込む。駅で停車中の列車を撮影していたら恐ろしい看板に気がついた。「さわると死ぬぞ!」。実はこの列車、上空の架線から集電するのではなく、線路のそばに敷かれたもう一つのレールから集電する。日本の地下鉄でよく使われているシステムだ。踏切りにもこのドクロマークの看板があった。さわるなと言われるとさわってみたくなる。本当に電気が通じているのか確かめたい衝動にかられるが、何とか抑えた。いい年して困った性分だ。

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列車は標高1500mを越すセルダーニュ高原や険しい峡谷を走っていく。天気は快晴で屋根のない車両から眺める360度の車窓は格別だ。スピードも時速30キロとゆっくりで、ちょうどいい。何でも、これぐらいのスピードでいいんだよなあ。携帯からスマートフォン、パソコンからタブレット端末(この意味がよくわからん・・・)、撮影もテープ収録からカード収録へ。便利さや効率ばかりを追い求め凄まじいスピードで変わっていく世の中に、ヨロヨロと後ろの方からついていく私。気がつくと、♪気楽に行こうよ 俺たちは 焦ってみたって同じこと のんびり行こうよ 俺たちは 何とかなるぜ 世の中は・・・と口ずさんでいた。さて楽しんでばかりはいられない。ディレクターはスチール写真を撮らなければならない。でも360度の車窓を撮るのは結構むずかしい。ムービーカメラと違ってパンできないし、窓枠が無いから、ただの風景写真になってしまう。乗客や車両をひっかけて撮ろうとするが、いいアングルはカメラマンに譲らなければならない。しばらく格闘したが、あきらめて、やっぱり旅を楽しむことにした。仕事放棄?いえいえ、この旅の気分をナレーションで伝えることも大事な仕事です、ハイ。ただの言い訳ですけど。

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終着駅はヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バンという一息では言えない長ったらしい名前の駅。その近くに17世紀に造られた城砦村がそのまま残っている。フランスで最も美しい村の一つに数えられているそうだ。おそらく時速10キロぐらいのスピードで進んでいた時代。それもまた辛いなあと、強い日差しが照りつける石畳の道を歩きながら思った。その後プチ・トラン・ジョーヌの走りを撮り、夕方ヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バン駅から地中海沿岸の町ペルピニャンまで列車に乗って撮影して、今日も長い1日を終えた。

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